子宮筋腫核摘出術後のホルモンバランス

子宮筋腫核摘出術後はホルモンバランスが大幅に乱れる

もともとホルモンバランスの乱れが原因とも言われる子宮筋腫。
子宮筋腫核摘出術後は、傷口や痛みが回復していても
ホルモンバランスが整うまでは数か月もの時間を要する。

わたしの場合は子宮筋腫核摘出術後の1ヶ月〜2ヶ月の間は、
基礎体温が35.8℃〜36.4℃を行ったり来たりで、
高温期に入ることがなかった。

そして手術前は冬でも暑がりだった私が、子宮筋腫核摘出手術の影響か、
術後は寒がり体質になっていた。
とにかく寒いのでヒートテックを着込み、外出時にはお腹にホッカイロを貼るようになっていた。

また、少しのことでイライラすることが増えた。
まるで生理前のイライラが毎日続いているようで、
時には感情のコントロールができなくなり、
まるで自分の人格が変わってしまったのではないかと思うほどだった。

仕事場でも急に涙が出てきて、堪えられなかった。
そんな自分が嫌になり、毎日悲しい気持ちと不安でいっぱいになった。

周囲の理解が必要

私は、こんな情緒不安定な状況が周囲の人に気づかれることに恐怖を感じ
一人でイライラや不安と戦っていた。
周りから憐みの目で見られることが何よりも嫌だった。

そんなある日、またしても仕事中にちょっとしたことで急に涙が溢れてしまった。
たまたまそんな私を見つけた先輩が、励ましてくれた。
その先輩は、10年前に子宮筋腫の手術の経験者だった。

「良性の腫瘍とはいえ、ずっとお腹の中にあったものが急に無くなって、
体が変化しているのだから、ホルモンバランスが崩れるのは当たり前のこと。
だから絶対に自分を責めないこと。焦らずにゆっくり戻していけばいいよ。」と
言ってくれた言葉がとても心に沁みて、一気にラクになった。

これまで周囲に言えずに一人で悩んでいたけれど
勇気をもって理解ある人に相談することで、こんなにも気が晴れるのだと実感した。

今まで自分の心の不調を誰にも気づかれないようにしていたことが
さらに自分を苦しめていたのだと気が付いた。

それでも心のコントロールができなければ、診療内科に行ってみるのも良いと思う。

とにかく、「一人で悩まないこと」が重要！