子宮筋腫核を摘出する腹腔鏡手術とは?
腹腔鏡手術とは、おなかの3~6カ所に3~5mmの小さな穴を空け、
腹腔鏡というカメラを入れて行う遠隔操作手術。
一般的にはおヘソとその他3カ所を切開し、
おヘソからカメラを入れ、その他三カ所から医療器具を入れ
筋腫部分を切除する。
(トラブル等があった場合は切開カ所が追加される場合がある)
切開カ所からカメラを使っての遠隔操作となるため
腹腔内を観察しやすくするために二酸化炭素のガスを入れる。
(気腹法)
おなかを大きく切る開腹手術と比べ、
傷が目立たず、痛みが少なく、回復が早いという
利点がある。
腹腔鏡手術の際の麻酔について
腹腔鏡手術は全身麻酔によって行われる。
点滴と酸素マスクから麻酔を入れ
意識が無くなってから、気管の中にチューブを入れ、人工呼吸を行う。
麻酔科医の判断により、背中から局所麻酔を追加する場合がある。
手術終了後は、人工呼吸器の影響から
喉の痛みがでたり、頭痛や吐き気などの全身麻酔の副作用を
引き起こす可能性があるが、人によってさまざま。
腹腔鏡手術後の痛みについて
手術直後は、点滴から痛み止めと軽い麻酔を流しているため
手術カ所の痛みはほとんど無し。
おしっこの管(尿道カテーテル)を入れている間は
多少の違和感と、カテーテルを抜いた後は少々痛みが出る。
一番の痛みとしては、
おなかの中の二酸化炭素ガスが横隔膜を刺激し、
神経が繋がっている肩にかけての痛み。
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